仕様です、それバグじゃないです

技術や制度を「つまりこういうこと」で読み解くブログ。たまに脳が混線する奇書も紹介します。

ジェンダー平等とダイバーシティってなんやねん!?〜「多様性」という名のバグと仕様書〜

ジェンダー平等とダイバーシティってなんやねん!?〜“多様性”という名のバグと仕様書〜』


🌈まず「ジェンダー平等」と「ダイバーシティ」ってどう違うの?

  • ジェンダー平等:男とか女とか関係なく、みんなが“フェアに扱われる”状態。

  • ダイバーシティ(多様性):性別だけじゃなく、人種、年齢、障がい、国籍、宗教、趣味、推しジャンルまで(!?)いろいろな人が共に生きてる状態。

つまり、「女も男もちゃんと働ける」だけじゃなくて、

「ヨシ子さんが戦隊ヒーロー好きで、田中くんがプリキュア派でもOK」 な社会です。


🕰️ 起源と歴史:それは昔、「女子に家庭科だけ」から始まった

  • 明治:「男は仕事!女は家事!」が当たり前。

  • 昭和:「OL」が女性の職業っぽく扱われる(謎の生き物感)

  • 平成:「家庭科が男女共通に」(1990年代)

  • 令和:まだジェンダーギャップ指数はG7最下位という“負け組エリート”

そして今、日本でもようやく「多様性ってコスパ良くね?」と気づき始めたところ。


📈メリットとデメリット:多様性はサプリじゃない、主食や!

👍メリット

  • 経済が回る:女性・高齢者・外国人など多様な労働力が活用される

  • イノベーション起きる:いろんな視点があると、突拍子ないアイデアが生まれる

  • 幸福度が上がる:自分らしく生きられる=ストレス減

👎デメリット

  • 価値観の衝突:「そんな服で会社に!?」とかザラ

  • 表面だけのダイバーシティ企業:パンフは笑顔で多様性、裏ではパワハラ三昧

  • おじさんが置いてけぼり:制度だけ整って説明ナシ、結果「何を言っても地雷」状態


💣過激な運動が生まれる背景と、向き合い方

最近、「男は敵!」「フェミ=悪!」など極端な主張を見かけませんか? これ、実は**“制度の遅れ”や“説明不足”の副作用**です。

背景:

  • 政策が追いつかない → 現場でストレスが爆発

  • 誤解と偏見 → SNSで“燃やし合い”発生

  • ちゃんとした説明がない →「また“意識高い系”か」と敬遠される

対応方法:

  • 極端な言説には冷静に「それ、全員の意見ですか?」と確認

  • 問題の根っこを調べてみる(制度?慣習?構造?)

  • “対立を煽るより、共通点を探す”が吉


🧑‍🤝‍🧑誰が得して、誰が困る?

得する人 なぜ得する?
マイノリティ全般 扱いがフェアになり、選択肢が広がる
企業 多様な視点で商品開発・海外展開が有利に
子どもたち 将来の選択肢が“性別で制限されない”
困る人 なぜ困る?
「空気読みたい」人 多様性社会では“空気”が100通りある
昔のルールしか知らない人 新しいマナー・用語に追いつけない
男性上司で話し方が昭和 ある日突然、部下からSNSに晒されがち

🧭行動の指針:「“わからない”はググれ。そして語れ」

  • 「違い」に出会ったら「こわい」じゃなくて「面白そう」に変換

  • ポリコレ用語、ちょっとずつ勉強しよう(例:LGBTQIA+)

  • 社内・家庭で「無意識の偏見」あるかも?と自問してみる

  • 変化に「ついていく」より「一緒につくる」意識を持つ


📚おすすめ書籍一覧

  1. 『SDGs、ESG経営に必須! 多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門』
    著者:羽生 祥子
    出版社:日経BP
    発売日:2022年1月14日
    多様性(ダイバーシティ)とインクルージョン(D&I)の基本的な概念から、企業における実践例までを豊富なデータとともに解説しています。

  2. 『この1冊でポイントがわかる ダイバーシティの教科書』
    著者:前川 孝雄
    出版社:プレジデント社
    発売日:2016年4月7日
    ダイバーシティの基本的な考え方から、組織での活用方法までをわかりやすく解説しています。

  3. 『ダイバーシティ・マネジメント入門|経営戦略としての多様性』
    著者:尾﨑 俊哉
    出版社:カニシヤ出版
    発売日:2017年4月1日
    経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメントの意義を、経済学と経営学の理論をふまえて考察しています。

  4. 『異なる人と「対話」する 本気のダイバーシティ経営』
    著者:野村 浩子
    出版社:日本経済新聞出版
    発売日:2021年7月21日
    多様性に挑む企業の実例を通じて、組織内のコミュニケーション改革に焦点を当てた内容です。

  5. 『成果・イノベーションを創出する ダイバーシティ・マネジメント大全』
    著者:西村 直哉
    出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
    発売日:2020年10月23日
    多様性を活かした強いチームをつくるための知恵が満載の実用的なテキストです。

  6. 男がつらいよ筑摩書房) → 男性の生きづらさにも焦点を当てた本。まさに“多様性”の話。

🐻しろくまの一言:

「お互いバグを抱えて生きてる。でも、だからこそおもろい。」